恋愛心理研究所

烈出会いのワナ
烈
出会いのラビリンス
「いつか素敵な王子様が迎えに来てくれる」というシンデレラコンプレックスに縛られ、素敵な異性と出会いたいとただ思っているだけでは、恋はかないません。
そしてそんな漠然とした気持ちでいると、いざ出会ったときにはココロの準備不足からくる焦りで、かごの鳥を逃してしまいます。
そんなことを繰り返してませんか?
出会いは恋愛の第一工程。なにごとも最初が肝心なのは恋愛も同じことです。
出会いの中でも一番最初に決まってしまい、後々まで引きずるものが一つあります。
それが「第一印象」です。
人は、はじめに作られたイメージをなかなか壊すことができません。
これまでの恋愛でもなかったでしょうか?。
最初に会ったときは○○だったよね。
はじめて会ったときは○○な人だと思った…など。
たとえばプロフィール一つ書くのでも、最初に内向的な言葉を使うと、よく読んでみたら、外向的な性格をしているのに印象としては”内向的な人”となってしまいます。
初めて入ったレストランでも、最初に接客してきたウエイターが感じがよければ、多少の料理の味については我慢するなんてこともあるでしょう。
このように第一印象というのは重要な役目をしますが、それはなぜかというと第一印象がある人をみる場合の心的な枠組みを作り上げてしまうからなのです。
それに反するような後から出てくる証拠は無視されるかその枠組みに合致するように再解釈されてしまうのです。
心理学的にはこのような最初の印象の重要性を「初頭効果」といいますが、最初の印象こそきわめて重要なことなのです。
ただもし第一印象でいいイメージを持ってもらえなかったとしても、悲観することはありません。あせって一発勝負に出るのではなく、少しずつ相手の心を開かせるように働きかけていくのです。
人に好かれたいと思ったら、まずこちら側の好意を相手に示すことだ”という教えがあります。人間関係というのは、いうまでもなく相互作用であり、そこには交換の法則が働きます。
こちらが相手に好意を示せば相手もそれに呼応して、その好意に見合ったお返しをしてくれる、というわけです。逆に敵意をしめせば、当然その敵意に見合ったお返しがくるわけです。別の表現を用いれば、こちらがココロを開いてみせれば、相手もそれに応じてココロを開いてくれる、ということが一般法則としてあるわけです。
心理学用語で言うところの「自己開示」です。
一方が自己の内面を打ち明けて見せると相手もそのレベルに対応した自己開示で応じてくれる。こうした相互作用で人間関係が促進され、腹を割ってなんでも話せるという親密な関係へと進んでいくわけです。
おのれの内面を打ち明けるということは、相手に対する信頼の証でもあります。そして内面という秘密を打ち明け、共有認識とすることで、二人だけの話となるわけです。
もちろんこの自己開示はTPOをわきまえて、二人の関係の適正レベルに応じて行わなければなりません。
いくら自己開示といっても、いきなり会ってすぐに自分の性的な悩みを打ち明けたり、親族の話をすることは相手に引かれてしまいます。
ようは好意のキャッチボールを丁寧に行うことです。これができれば相手との関係構築の基礎は成功したも同然です。
次に恋愛を展開させていくポイントは段階要求にあります。
これまでの恋愛の経験を相手のとの出会いから時間の経過とともに振り返って回想してみてください。
おそらく最初から恋の結末へと飛んでいったのではなく、
初めて顔を見て、口をきき、それに答えてもらったということから始まり、
お互いに会話が自由に出来るようになり、次に手をにぎり、そしてにぎり返す…というように、「小さな要求と合意の積み重ね」で恋の階段をのぼってきたはずです。
この小さな要求から大きな要求へと展開していくことは、セールスマンが「ドアの中に足を入れるテクニック」と同様のものです。
相手にいったん小さな要求を受け入れてもらえば、次のより大きな要求を受け入れてくれることも容易になる、ということです。
モノを買ってもらうようなときも、人間関係においても同じことが言えるのですね。
いきなり最初から大きな要求を行うと相手は拒否しやすいものです。
徐々に積み重ねていくことによって、最終目的へと導いていくのです。
これまで初頭効果、自己開示、段階要求と説明してきましたが、これにひとつ加えるなら、聞き上手であることでしょう。
探偵の工作員と呼ばれる人たちの一部はこういったテクニックを駆使します。
仲良くなって情報を取得するためには、初頭効果、自己開示、段階要求などを行い、まずは相手と自分の関係構築を行います。それにより相手に本音を話しやすい環境を作り出し、本題へと誘導していくのです。
ときには説得することもあります。
それも確固とした土台のもと、一方的に自説を押し付けるのではなく、あたかもターゲット本人が答えを出したかのように相手に思わせるのです。
説得は相手の納得なしには成立しません。
納得していないでただ飲み込んだだけでは後から吐き出してしまいます。
相手が迷っているような状況下で、一方的に論理的にまくし立てても、相手は警戒し耳を貸そうとしなくなるだけです。
重要なのは相手の気持ちを聞いてやることと、そして聞きながらポイントになるところで、切り込み、軌道を修正してあげることです。
それにより相手には満足感を与えつつ、その満足は貴方によって持たらされたことを認識するのです。
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